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未来に先回りする思考法|要約書評|リーンスタートアップはもうダメ?

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佐藤航陽さんの「未来に先回りする思考法」を読みましたので、簡単な要約と書評をします。

要約

点ではなく線で考えろ

「飛行機の実現までには百万年から一千万年はかかるだろう」

ニューヨークタイムズがこの記事を掲載してから数週間後にライト兄弟が空を飛びました。

未来予測の失敗は、現在の景色という「点」を見て考えることが原因です。

長い時間軸から社会の進化のパターンを捉え、その流れを「線」で捉える人が大きな成功を収めます。

ダーウィンの進化論的な考えの「リーンスタートアップ」という手法はなかなかうまくいかなくなっています。

「変化に対応する」のではだめで「変化に先回り」することが必要です。

未来を予測した上で、適切なタイミングで適切なリソースを持っていることが大事。

そのために、多くの企業はタイミングの読み合いをしている。

価値主義の到来

情報などの財務諸表には現れない価値が大きな影響力を持ち始めている。

資本主義の次は、価値主義になっていく。

公益性と持続可能性が大事。

資本があっても情報がなければ何もできない時代。

イノベーションには必要性が必要

日本にイノベーションが生まれないのはその必要性がないから。

アメリカは様々な人種・宗教を一つの国にいれ競争させることでうまく必要性を生み出している。

HUB型社会から分散型社会へ

血縁型社会からHUB型社会になり、これからは分散型社会になっていく。

HUB型社会で重要な地位にあった「代理人」は力を失っていく。

この過程で様々な境界線が溶けていく。

ロジカルシンキングはダメ

ロジカルシンキングには、情報とリテラシーが重要になる。

しかしそもそも完璧な情報なんてそろえることはできない。

それで全体像をとらえたと思ってしまうことがロジカルシンキングの問題点。

納得感よりもパターン

その時点で自分が納得出来ることよりも、パターンをみて意思決定したほうがうまくいく。

原理をつきつめるとそうなるだろうという未来にこそ投資することが大事。

書評

成功した起業家の考え方がよくわかる本でした。

ビジネス界でもてはやされていたリーンスタートアップやロジカルシンキングへの批判が歯切れよく心地よかったです。

日本に必要性はないの?

ちょっと疑問に思ったのは、日本にイノベーションがおきないのは日本には必要性がないから、という点。

必要性とはなんなのだろう、と思いました。

確かに日本は治安もいいし社会インフラは整っています。

ですが、結婚できない人、子供を作れない夫婦が増え、人口減少フェイズに入っています。

個人の豊かさも、かつてほどではなく、発展途上国並みになっているというデータもあります。

これで本当に必要性がない、といえるのでしょうか。

価値主義?情報主義?

資本よりも情報が重要になってくる、という点はとても勉強になりました。

次に来るのは価値主義、といっているのですが、「情報主義」と言ってしまった方がしっくりする気がしました。

パターンを知ることが重要だと思った

納得感よりもパターンを重視する、というのは参考になりました。

ただ、それは著者がそのパターンを知っていたからできたこと。

Windowsのパターンを知っていたことが、Androidがこれから流行る、と判断できたということです。

なので、パターンを知ることが重要なのだと思いました。

パターンとは「歴史」なのだと理解しました。

この本からパターンを全てわかるわけではないので、自分でテクノロジーやビジネスの歴史を勉強する必要があると思いました。

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